この記事の要点
- お悔やみは短く、ていねいに。「このたびはご愁傷さまでございます」で十分です。
- 「重ね重ね」などの重ね言葉、「死ぬ」などの直接的な言葉、不吉な言葉は避けます。
- 「ご冥福」「成仏」などの仏教の言葉は、浄土真宗・神道・キリスト教では使わないとされます。
- 死因や病状をたずねるのは控えます。
場面別のお悔やみの言葉
| 場面 | 言葉の例 |
|---|---|
| 受付で | このたびはご愁傷さまでございます。 |
| 遺族に会ったとき | 突然のことで、お慰めの言葉もございません。心からお悔やみ申し上げます。 |
| 訃報の電話を受けたとき | お知らせいただき、ありがとうございます。心よりお悔やみ申し上げます。 |
| メール・LINEで知らされたとき | このたびはご愁傷さまでございます。大変なときですので、返信はどうかお気づかいなく。 |
| 弔電 | ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。 |
| 後日、会ったとき | その後、少しは落ち着かれましたか。何かお手伝いできることがあれば、いつでも声をかけてください。 |
避けたい言葉と言い換え
| 種類 | 避けたい言葉の例 | 言い換えの例 |
|---|---|---|
| 重ね言葉(不幸が重なる連想) | 重ね重ね、たびたび、くれぐれも、ますます、いよいよ | 加えて、深く、心より |
| 続くことの連想 | 再び、続いて、追って、また | あらためて、のちほど |
| 直接的な言葉 | 死ぬ、死亡、急死、生きていた頃 | ご逝去、急なこと、ご生前、お元気だった頃 |
| 不吉な言葉・数 | 消える、浮かばれない、四、九 | 使わない |
忌み言葉は昔からの慣習です。うっかり使っても、心を込めて話せば大きな問題にはなりません。あいさつ文や弔電など、書き言葉では特に気をつけます。
宗教によって使わない言葉
浄土真宗
亡くなるとすぐに仏になる、という教えです。
- 「ご冥福をお祈りします」は使わないとされる
- 「御霊前」ではなく「御仏前」
- 「謹んで哀悼の意を表します」などに
神道
仏教の言葉は使いません。
- 「冥福」「成仏」「供養」は避ける
- 「御霊(みたま)のご平安をお祈りします」など
キリスト教
死は終わりではないと考えます。
- 「冥福」「成仏」「供養」は避ける
- 「安らかなお眠りをお祈りします」など
宗教ごとの考え方は日本の葬儀と宗教・宗派の全体像から各記事をご覧ください。
遺族を傷つけやすい言葉
- 「大往生でしたね」(遺族が言うのはよいが、周りから言うのは控える)
- 「がんばって」「元気を出して」(つらい気持ちを否定してしまう)
- 「もっと早く病院に行っていれば」(責めているように聞こえる)
- 「何の病気だったの?」(死因をたずねる)
よくある質問
- 「ご愁傷さま」と「お悔やみ申し上げます」は、どう違いますか?
- どちらもお悔やみの言葉です。「ご愁傷さまでございます」は対面での声かけに、「お悔やみ申し上げます」は口頭でも手紙でも使えます。
- 相手の宗教がわからないときは?
- 「心よりお悔やみ申し上げます」なら、宗教を問わず使えます。
- LINEでお悔やみを送ってもよいですか?
- 親しい間柄で、訃報をLINEで受けた場合は、LINEで返して構いません。スタンプや絵文字は控え、短い文にします。
- メールの返信を遺族に求めてもよいですか?
- 求めないのが思いやりです。「返信は不要です」と添えると、遺族の負担を減らせます。
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