ホーム › 宗教・宗派

カトリックの葬儀

カトリック教会の葬儀ミサの流れ、献花、御花料・御ミサ料、洗礼名(霊名)、追悼ミサなどを、参列者と葬儀業者の目線で解説します。

カトリックの葬儀とは

カトリックの葬儀は、教会(聖堂)で行われる「葬儀ミサ」が中心です。故人が神のもとへ迎えられることを願い、残された人々が祈りを捧げる場とされています。司式は司祭が行い、日本では「神父さま」と呼ばれることが多いです。

教えの要点(葬儀に関わる範囲)

カトリックでは、死は終わりではなく、復活の希望のうちに神のもとへ帰ることと考えます。葬儀では、悲しみとともに、希望を分かち合うことが大切にされます。

葬儀の特徴

式の流れ(一例)

  1. 臨終前後:司祭による病者の塗油などの祈り(信者の場合)
  2. 通夜の祈り(自宅・教会・葬儀会館)
  3. 葬儀ミサ:開祭、ことばの典礼、感謝の典礼、告別と葬送
  4. 出棺、火葬、納骨の祈り

司祭・教会により、式の構成や言い方は異なります。

参列の作法

香典の表書き

「御花料(おはなりょう)」が最も一般的です。「御ミサ料(おミサりょう)」は、教会へ捧げるものとして使われます。「御霊前」を用いてもかまわないとする教会の案内もあります(教会により異なります)。「御仏前」「御香典」「御香料」は使いません。不祝儀袋は、白無地の封筒か、十字架や百合の絵柄の袋を用います。蓮の花の絵柄は仏式のものなので避けます。香典の表書き早見表もご覧ください。

追悼の節目

追悼ミサ(死者のためのミサ)は、亡くなってから数日後・1か月後・1年後などの節目に営まれることがありますが、日取りや回数は教会により異なります。また、11月は「死者の月」とされ、11月2日の「死者の日」には、亡くなった方々のために祈る習慣があります。法要(仏式)とは考え方が違うため、ご注意ください。

参列者が戸惑いやすい点

葬儀業者が気をつけたい点

日本のカトリック葬儀の実情

日本では、ご遺族がカトリック信者でも、通夜や葬儀を葬儀会館で行い、司祭が出向いて司式する例が多くあります。その場合も、司祭と相談して、祭壇の飾りや式次第を決めます。信者でないご遺族が、故人の希望でカトリックの葬儀を行うこともあり、その場合は、教会に事前に相談し、必要な手続きや、教会の考え方を確認します。教会によって、通夜の祈りの有無や、告別の形に違いがあるため、判断に迷うときは、必ず教会へ確認してください。参列マナーも参考になります。

教会・地域により運用は異なります。迷ったときは、司祭や所属教会に確認してください。プロテスタントとの違いもご参照ください。

あわせて読みたい

← 宗教・宗派一覧へ