葬儀社を決めるまでの順番(当日〜翌日)
病院からの搬送、互助会・共済の確認、2〜3社の見積比較表、聞くことリストまで、急ぎでも後悔しない葬儀社選びの順番をお伝えします。
この記事で分かること
- 亡くなった当日から翌日までの、葬儀社を決める順番
- 見積を比べるときの表と、聞くことリスト
- 急いで決めすぎないための注意点と、費用の負担者の決め方
病院では時間に限りがあります
病院で亡くなった場合、ご遺体を長くは置けないのが普通です。病院からは、数時間以内に搬送先を決めるよう求められることがあります。このとき、病院が葬儀社を紹介してくれることもあります。
ただ、搬送だけをお願いして、葬儀そのものは後で決めることも可能です。搬送の依頼と、葬儀の契約は別のものとして考えましょう。
決める順番
- まず確認:故人またはご家族が入っている互助会・共済・会員制度、生前の事前相談の有無、菩提寺(お付き合いのあるお寺)があるか。
- 搬送:安置先(自宅か安置施設か)を決める。
- 2〜3社に連絡:病院の紹介、自宅近く、事前に調べておいた会社など。
- 見積をもらう:内容と金額を、同じ条件で比べる。
- 決めて契約:日程・式場・宗教者の都合を見て、契約書を受け取る。
見積比較表の例
| 項目 | A社 | B社 | C社 |
|---|---|---|---|
| 葬儀の形(家族葬・一日葬など) | |||
| 基本プランの金額 | |||
| 含まれないもの(飲食・返礼品・寺院費用) | |||
| 安置料・ドライアイスの日数と金額 | |||
| 火葬料・式場使用料 | |||
| 追加費用が出る場合の条件 |
記入しながら電話や面談で聞いていくと、あとで比べやすくなります。
聞くことリスト
- 見積の金額に、何が含まれて、何が含まれていませんか?
- 人数が増えたとき、どの項目が増えますか?
- 安置は何日まで含まれますか? 火葬場の予約状況は?
- キャンセルしたときの費用は?
- お寺や宗派は決まっています。対応できますか?(宗教・宗派)
- 互助会・共済の割引は使えますか?
決めてはいけない急ぎ方
- 見積を見ずに、「一番安い」「一番高い」など、金額が分からないまま契約する。
- 口頭だけで契約し、書面(見積書・契約書)をもらわない。
- 「今日中に決めないと」と強く迫られて決める。
- 祭壇や返礼品を、不要なオプションまで一式で頼む。
費用を誰が負担するか
喪主(葬儀を主宰する人)と、費用を払う人は、必ずしも同じではありません。きょうだいで分ける、故人の預貯金から払うなど、いくつかの方法があります。あとでもめないよう、契約の前に「誰がいくらまで負担するか」を家族で話し合っておきましょう。故人の預貯金が使えない場合の対応や、相続税との関係は 葬儀費用は誰が払う? で説明します。
病院から紹介された葬儀社を断ってよい?
断っても構いません。ただ、搬送後に別の葬儀社へ変えると、搬送費や安置料がかかることがあります。迷ったら、「搬送と安置だけをお願いします。葬儀の内容は、見積を比べて決めます」と、はっきり伝えましょう。
電話をかける前に、次のメモを作っておくと話が早く進みます。
- 参列する人数の見込み(家族だけか、親戚や知人も呼ぶか)
- 宗旨・宗派、お付き合いのあるお寺の有無
- 予算の上限と、希望の日程
次にやること
- 前の記事:亡くなった直後の自宅をどうするか
- 次の記事:葬儀費用は誰が払う? 相続税ではどう扱う?
- 葬儀の形は 葬儀の種類 も参考に。