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統計で見る葬儀業(売上高・取扱件数・従業者)

経済産業省の特定サービス産業動態統計で、葬儀業の売上高・取扱件数・1件あたりの売上の推移を読む。

更新 2026.10.31

この記事の要点
  • 経済産業省の調査で、2024年の葬儀業の売上高は6,109億円、取扱件数は50万2,921件。
  • 件数は増えているが、売上高を件数で割った額は2019年の約134万円から2024年の約122万円へ下がった。
  • この統計は調査対象の企業の合計で、業界全体ではない。対象の追加による段差にも注意。

売上高と取扱件数の推移

02,0004,0006,0008,000(億円)2015:6,065億円6,06520152016:5,996億円2017:6,112億円6,11220172018:6,044億円2019:6,001億円2020:5,135億円5,13520202021:5,158億円2022:5,607億円5,60720222023:5,945億円2024:6,109億円6,1092024
葬儀業の売上高(年)調査対象企業の合計。2017・2018・2019・2020・2022・2023年の1月分などで数値の変更による不連続がある出典:経済産業省 特定サービス産業動態統計調査 長期データ「葬儀業」(2024年1月〜12月分年間補正済)
0.015.030.045.060.0(万件)2015:42.0万件42.020152016:42.1万件2017:43.5万件2018:44.0万件44.020182019:44.7万件2020:43.7万件43.720202021:45.8万件2022:49.7万件49.720222023:50.2万件2024:50.3万件50.32024
葬儀業の取扱件数(年)出典:経済産業省 特定サービス産業動態統計調査 長期データ「葬儀業」(2024年1月〜12月分年間補正済)

2020年は売上高が前年より約14%減りましたが、取扱件数の減り方は約2%でした。感染症の流行で、参列者を絞った葬儀が増えたことがうかがえます(統計から理由までは分かりません)。2024年の売上高は2019年の水準を上回りました。

1件あたりの売上(目安)

0.050.0100.0150.0200.0(万円)2015:144.5万円144.520152016:142.6万円2017:140.5万円2018:137.4万円137.420182019:134.3万円2020:117.4万円117.420202021:112.5万円2022:112.9万円112.920222023:118.5万円2024:121.5万円121.52024
売上高÷取扱件数(年)売上高を取扱件数で単純に割った目安。1件の葬儀費用の平均ではない出典:経済産業省 特定サービス産業動態統計調査 長期データ「葬儀業」から当サイトで計算

1件あたりの売上は2015年から下がり続け、2021年に約113万円で底を打ち、その後少し戻っています。小規模な葬儀が増えた影響と考えられますが、形式別の割合を示す公的統計は確認できていません。自社の受注の形式別の件数・単価を毎年記録すると、商圏の動きが見えてきます。

働く人と事業所(2024年12月)

正社員 51.3%正社員51.3%パート・アルバイト等 48.7%パート・アルバイト等48.7%23,526人
葬儀業の従業者の内訳(2024年12月)出典:経済産業省 特定サービス産業動態統計調査 長期データ「葬儀業」

調査企業の事業所数は3,006(2024年12月)。従業者の約半分がパート・アルバイト等です。

出典:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査 長期データ」(葬儀業 hv14701j.xls)(2026年10月31日確認)

数字を読むときの注意

  • 業界全体ではない:調査対象の企業の合計です。2024年の取扱件数(約50万件)は、同じ年の死亡数(約160万人)の3割ほどです。
  • 段差がある:2002年・2004年・2006年・2011年・2012年・2013年・2015年の調査対象の追加、2017年以降の数値の変更で、前の年と続いていない部分があります(統計表の注記)。長い期間の伸び率は慎重に読んでください。
  • 件数=葬儀の数:火葬だけの取扱いがどう数えられているかなど、細かな定義は調査票で確かめてください。
項目2019年2024年
売上高6,001億円6,109億円
取扱件数446,724件502,921件
売上高÷件数約134万円約122万円
事業所数(12月)2,4963,006
葬儀の平均費用として使えますか?
使えません。売上高には調査対象の企業の葬儀業の売上がまとめて入っており、ご遺族が支払う総額(宗教者へのお礼や火葬料など)とは違います。
最新の月の数字はどこで見られますか?
経済産業省の特定サービス産業動態統計調査のページで、月ごとの速報・確報が公表されています。

死亡数の見通しはこれから葬儀は増えるのか、全体の動向は最近の葬儀の動向をご覧ください。

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