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宗派の見分け方

家の宗派がわからないときの手がかり。位牌・仏壇・過去帳・墓石・数珠・菩提寺への確認など、調べ方と注意点をやさしく説明します。

宗派がわからないときは

「うちの宗派は何だろう」とわからないまま葬儀の相談をされる方は少なくありません。多くの場合、身近なものから手がかりを集めて見当をつけ、最後は菩提寺(お付き合いのあるお寺)や親族に確認することで確かめられます。以下は目安であり、必ずしも断定できるものではありません。

確認の手順

  1. 親族に聞く(実家、親、兄弟、おじ・おば)。
  2. 菩提寺(お墓のあるお寺、法事を頼んでいるお寺)に尋ねる。
  3. 仏壇・位牌・過去帳・法名軸を見る。
  4. お墓の形・墓石の文字を見る。
  5. 過去の法事の案内状・お布施の領収・お寺からの手紙を探す。

仏壇・本尊から

仏壇の本尊(目安)考えられる宗派
阿弥陀如来(立像、または名号の掛け軸)浄土真宗(本願寺派・大谷派)、浄土宗など
釈迦牟尼仏と、両脇に道元・瑩山曹洞宗
釈迦如来(脇に、他の祖師)臨済宗など
大日如来と、弘法大師真言宗
南無妙法蓮華経の曼荼羅(掛け軸)日蓮宗など

寺院や家によって異なるため、「目安」にとどめてください。

位牌・過去帳・法名軸から

戒名の構成は戒名・法名・院号とお布施の考え方をご覧ください。

墓石から

数珠・読経から

数珠の形(二連、一連、振分など)は宗派によって異なる目安ですが、一般の方は宗派に関係なく持つこともあるため、これだけで判断はできません。聞き覚えのあるお経・念仏(「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」「南無大師遍照金剛」など)は、手がかりになります。

どうしてもわからないとき

一般の方へ

宗派がわからなくても、ご自身を責める必要はありません。わからないことを正直に葬儀社へ伝えれば、調べ方を一緒に考えてくれるのが一般的です。用語は用語集、宗派ごとの記事は日本の葬儀と宗教・宗派の全体像から探せます。

葬儀業者の方へ

「ご宗派は?」と聞いて答えられない方には、「ご実家のお墓はどちらのお寺ですか」「法事で来られるお坊さんのお寺の名前は?」と質問を言い換えると、答えが得られやすくなります。宗派確認の聞き方と準備物チェックリストもご覧ください。

聞き取りのときのヒント

ご家族に宗派を尋ねるときは、「ご宗派は?」ではなく、「お墓はどちらですか」「法事のときに来てくださるお寺はありますか」と聞くと、答えを得やすくなります。また、浄土真宗では信者を門徒(もんと)と呼ぶことが多いなど、呼び方の違いも手がかりになります。ただし、いずれも手がかりにすぎません。家が代々つながりのある宗派と、現在の菩提寺の宗派が一致しているとは限らないため、最終的には、菩提寺への確認をお勧めします。

確認した内容の記録

調べた結果は、メモに残し、ご家族の間で共有すると、次の法事やお墓の相談のときに役立ちます。宗派、菩提寺の名称・連絡先、戒名(法名)、命日、お墓の場所などを、一枚の紙にまとめておくと便利です。後の世代へ引き継ぐ資料にもなります。

見分け方は目安で、例外も多くあります。最終的には、菩提寺の僧侶・親族に確認してください。

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