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専門家への繋ぎ方と紹介のしかた(税理士・司法書士・弁護士・行政書士)

相続の相談を受けたとき、どの専門家に、どう繋ぐか。窓口の選び方、紹介の言い方、紹介料や特定の事務所を強く勧めることの注意点をまとめます。

更新 2026.11.01

この記事の要点
  • 困りごとによって、つなぐ専門家が違います。まず「何に困っているか」で選びます。
  • 特定の事務所だけを強く勧めず、複数の窓口を案内するのが基本です。
  • 紹介料のやり取りは約束しないでください。弁護士法には、非弁護士との提携を禁じる規定があります。
  • 紹介したあとも、結果への責任を負えないことを、はっきり伝えます。

困りごと別・つなぎ先の早見表

困りごと主なつなぎ先
相続税がかかるか知りたい/申告したい/節税税理士(日本税理士会連合会)。税務署の相談窓口
不動産の名義変更(相続登記)司法書士(日本司法書士会連合会)。法務局
相続放棄・遺言書の検認・遺産分割調停の書類司法書士(書類作成)、弁護士(代理)
相続人どうしの争い・交渉弁護士(日本弁護士連合会)。費用が心配なら法テラス
遺産分割協議書、官公署に出す書類行政書士(日本行政書士会連合会)、司法書士、弁護士
年金・健康保険・役所の手続き市区町村の窓口、年金事務所、各保険者
家の売却・空き家の管理不動産会社、司法書士、税理士

連合会などのページに、地域の相談窓口を探す案内があります。

リンク先の確認:2026年11月1日確認。相談窓口の受付時間や費用は、各ページでご確認ください。

繋ぎ方の流れ

  1. 1困りごとを聞く何が、いつまでに必要か。争いはあるか。
  2. 2つなぎ先の種類を選ぶ上の早見表から、困りごとに合う専門家の種類を選ぶ。
  3. 3窓口を複数案内する連合会や会の案内ページ、法テラス、知り合いがいれば複数の事務所。
  4. 4相談に必要な資料を伝える戸籍、通帳、固定資産税の通知、葬儀の領収書など、持って行くものを案内する。
  5. 5契約はご遺族と専門家の間で葬儀社は同席しない。費用の話は、専門家と直接する。

紹介のときに守ること

注意弁護士法第27条は、弁護士が、同法第72条〜第74条に違反する者から事件の周旋を受けたり、名義を利用させたりすることを禁じています。非弁護士による事件の周旋業も、弁護士法第72条に反するおそれがあります。紹介料のやり取りは、約束しないでください。
  • 紹介料・謝礼・手数料の受け渡しを約束しない(士業の側にも同様の規制があります)
  • 特定の事務所だけを強く勧めない。複数の窓口を示し、選ぶのはご遺族
  • 「ここに頼めば安心です」「必ず勝てます」と、結果を保証しない
  • 葬儀の契約と、専門家の契約を、混ぜない(葬儀を頼むなら紹介先も、とはしない)
  • ご遺族の情報を、本人の同意なしに専門家へ渡さない(個人情報の取扱い)
  • 紹介した事実と、案内した窓口を記録に残す

出典:e-Gov法令検索「弁護士法」第27条・第72条・第77条(2026年11月1日確認)

提携している専門家がいる場合

日ごろから付き合いのある士業がいる場合でも、次の点に気をつけます。

  • 提携の関係が、お客様に分かるように説明する(紹介を受ける側と、葬儀社との関係)。
  • お客様が他の専門家を選ぶ自由を、妨げない。
  • 報酬や紹介料の有無を、提携の取り決めで整理する。必要なら、弁護士会や税理士会などに相談する。
  • 葬儀社の広告に、士業の仕事を「うちでできる」と読めるような表現を書かない。

よくある質問

お客様から「どの先生がいいですか?」と聞かれたら?
「当社が特定の先生をお勧めすることは控えております。地域の会や、連合会の案内ページから、複数の事務所を比べてお選びください」と答えます。
無料相談の窓口はありますか?
税務署の電話相談、市区町村の無料相談、法テラス、各士業会の相談会などがあります。内容や条件は、各窓口でご確認ください。
紹介したあとにトラブルになったら?
紹介したことで葬儀社が責任を負うことはないと説明し、当事者間で解決するよう案内します。紹介前に、結果は保証できないことを伝えておくと安心です。

次に読むもの

この記事は一般的な整理です。具体的な提携や紹介の方法は、弁護士会・税理士会・司法書士会など、所管の機関や専門家に確認してください。

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